固有感覚(深部感覚)は「第6感」
- ベルワンカイロプラクティックルーム
- 7 日前
- 読了時間: 2分
更新日:6 日前
私たちはふだん、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という「五感」で世界を捉えていると思いがちです。しかし実際には、もうひとつ重要な感覚があります。
それが 固有感覚(深部感覚) です。
自分の身体がどこにあり、どの方向に向き、どれくらいの力で動いているのかを感じ取る感覚です。
目を閉じても手足の位置がわかるのは、この働きによるものです。五感に加わる、いわば「第6の感覚」ともいえる存在です。
この固有感覚を支えている代表的な受容器が、筋肉の中に存在する 筋紡錘(きんぼうすい) です。
筋紡錘は、筋肉がどれだけ伸びたかという“長さの変化”を感知し、その情報を瞬時に脳へ伝えます。このフィードバックがあるからこそ、私たちは無意識のうちに姿勢を保ち、滑らかに動くことができます。
なぜ深部の筋に筋紡錘が多いのか
筋紡錘は全身の筋に存在しますが、特に脊柱の深層にある筋群――多裂筋、回旋筋、後頭下筋群などに高密度で分布しています。
その理由は大きく二つあります。
1.ミリ単位の姿勢制御のため
広背筋や僧帽筋のような大きな筋は、大きな力を生み出し身体を動かします。一方、脊柱の深部筋は「力」よりも「精度」を担っています。
背骨がわずかに傾く頸椎がほんの少し回旋する
そのような微細な変化を検知し、即座に神経系へ情報を送ります。この精密なフィードバックにより、直立姿勢や歩行が安定します。
深部筋は、身体の“微調整装置”といえる存在です。
2.前庭・視覚との連携のため
特に首の深部にある後頭下筋群は、全身でも筋紡錘密度が高い部位のひとつです。
頭部がわずかに動くだけで筋紡錘が反応し、前庭系や視覚系と連携して、
視界のブレを抑える
転倒を防ぐ
体幹を微調整する
といった反応が起こります。
視覚・前庭感覚・深部筋の筋紡錘は、
頭の位置を正確に保つための三位一体のシステムといえます。
続きの記事『「動かす筋肉」と「感じる筋肉」』






コメント