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HIP DISFUNCTION

股関節の機能障害

 股関節は体幹の重量を支えると同時に、歩行時は地面からの衝撃も受け止めています。 太くて強力な股関節の筋肉の過緊張は、股関節に過剰な圧迫負荷を生じさせます。股関節は、身体の中でも退行性変性(変形性関節症)を起こしやすい部分のひとつです。
 股関節の痛みは脚に体重を乗せたときや、あぐらをかいたときなど、鼡径部周辺の痛みとして自覚されます。

お気軽にご相談ください:

 臼蓋形成不全とそれに伴う変形性股関節症の方でも施術を受けることができます。仙腸関節の可動域を改善したり、頚椎から腰椎、脊柱全体のバランスを調整することは股関節にかかる負担を少しでも軽くできるはずです。硬く強張った股関節周囲の筋肉、筋膜をほぐすことも痛みの緩和につながることがあります。

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~ 左右の仙腸骨関節、及び股関節は閉じた運動連鎖の関係にあります ~

 

 股関節は球形の関節面をした大腿骨と、それがはまり込むカップ状の関節面をもつ寛骨とで構成されています。寛骨は後方部分で仙骨を挟み込むように連結して仙腸関節を構成しており、骨盤前方では恥骨で軟骨結合しています。
 ちなみに『骨盤』は、仙骨、第5腰椎、尾骨、そして左右の寛骨で構成される骨格部分の総称です。また、寛骨は腸骨、坐骨、恥骨が合わさったものを言います。

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岩

クライアントの声:

50代女性 

「長年の猫背や股関節の硬さがなくなりました。今では胡坐もかけるようになり、体も楽になりました。」 

50代女性 

「施術の後は体のバランスが良くなったことが実感でき、日課にしているウォーキングも楽しくなります。体が軽いので家事などの日々の活動が楽になりました。」 

 股関節と骨盤は、片方の関節の動きがもう片方の関節運動に影響を及ぼす環状構造、すなわち「閉じた運動連鎖」の関係にあることが分かります。 たとえば、片方の仙腸関節が捻れたとすると、もう片方の仙腸関節では反対方向への代償的な捻れが生じています。寛骨と関節面をつくる股関節も当然、その捻れによる影響を受けることになります。

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骨盤の歪みは箱をつぶしたときの歪みに例えることができます。

~運動連鎖がスムーズに起こることが大事~ 

 

 このような運動連鎖によって起こる代償運動、言うなれば“歪み”は必ずしも身体にとって好ましくないものではなく、むしろ股関節にかかる衝撃を分散する緩衝システムとして見ることができます。
 骨盤の各関節が正常に機能しないことは(歪んだ状態で固まるなど)、股関節の問題を引き起こす要因の一つと言うことができます。大切なのは「歪んで戻る、歪んで戻る」を繰り返す動的な平衡状態を保つことです。
 

 股関節の問題に対しては、骨盤帯の機能を中心にみていきますが、脊柱全体の調整も行います。

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