top of page

夜のサーカス

  • 執筆者の写真: ベルワンカイロ
    ベルワンカイロ
  • 2024年6月29日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年9月24日

The Night Circus   (著)Erin Morgenstern

19世紀後半から20世紀初頭のロンドンを舞台に、魔法使いの男女が織りなすファンタジーとロマンスの長編小説

ある日、予告もなくロンドンにサーカスが現れます。昨日まで何もなかった場所に、忽然と現れたそのサーカスは、瞬く間に人々を魅了していきます。


主人公は若き魔術師のマルコとセリア。二人はそれぞれ異なる流派の老魔術師から幼い頃から訓練を受けてきました。そして、このサーカスは彼らの弟子たちを競わせるために設えられたものだったです。


戦いのルールも勝負の判定も知らされないまま、サーカスは幕を開けます。巧妙に練られたイリュージョンは観客を魅了し、サーカスには連夜長蛇の列ができるようになります。

しかし、観客が見ているのはただのイリュージョンではありません。それは、巧妙に隠された魔法なのです。


ニューヨーク、パリ、ミュンヘン、バルセロナ、町から町へとサーカスは巡業を重ねます。そんな中、マルコとセリアは互いに惹かれ合い、サーカスという虚構の世界から抜け出し、二人で新しい人生を歩みたいと願うようになります。

しかし、二人の願いとは裏腹に、サーカスの均衡は崩れ始めます。周囲の人間を巻き込みながら、事態は思わぬ方向へと展開していくのです。


この物語は、ファンタジー、ロマンス、そしてポップコーンの香り、ワクワクする要素がぎっしり詰まった長編小説です。

魔法使いたちの華麗な戦い、禁断の恋の行方、そしてサーカスの謎。ページをめくるたびに、読者を飽きさせない展開が繰り広げられます。

ポップコーンの香りとともに、この物語の世界に入り込んでみませんか?


最新記事

すべて表示
抵抗する動物たち:グローバル資本主義時代の種を超えた連帯

抵抗する動物たち:グローバル資本主義時代の種を超えた連帯 サラット コリング (著), 井上 太一 (翻訳) 青土社 2023/2 資本主義の搾取にさらされながらも、動物たちは沈黙してはいない。本書『抵抗する動物たち』は、動物たちの「意志ある行動=抵抗」に光を当て、彼らを単...

 
 
bottom of page