怒らないこと
- ベルワンカイロ
- 6月26日
- 読了時間: 1分
アルボムッレ・スマナサーラ(著)株式会社サンガ 2006/8
「どんなときでも、怒ってはいけないよ」――。
誰でも知っているこの当たり前のことを、上座仏教の長老が、何の神秘性もまとうことなく、普段使いの平坦な日本語で語ります。
読んでいるうちに、今まで自分が当たり前だと思っていたことが次々とひっくり返されます。かといって反論もできません。最初はどこか悔しい気持ちが残ります。でも、読み進めるうちに、「もっと本当のことを言って欲しい」と思うようになるから不思議です。
「怒るということ」について、ここまで明確に、かつ断言する形で語ってくれる人は、他にはいないのではないでしょうか。
生きるということそのものを、正覚者の言葉から真摯に学ぶ必要があることを深く実感させられます。
